申師任堂(シン・サイムダン)!今も尊敬される良妻賢母の鑑

紙幣の肖像画となった

申師任堂の願いどおり子供たちはあらゆる分野で才能を示していく。特に、3男の李珥(イ・イ)は、朝鮮王朝を代表する儒学の大家となった。彼は3歳で文字を習い始め、13歳で官僚の試験に合格すると、腐敗した政治を正すために生涯を捧げた。李珥の活躍は後世でも高く評価され、韓国の5千ウォン札の肖像画にまでなった。他の子供たちも申師任堂の才能を色濃く受け継ぎ、芸術の分野で活躍した。




申師任堂のこうした子育ては高く評価されていて、現在も「良妻賢母の鏡」「国民の母」として敬われている。
2009年、彼女は韓国で初めて作られた5万ウォン札の肖像画となった。
親子で紙幣の肖像画になったわけだ。これほどの快挙は世界を見渡しても申師任堂だけではないだろうか。

申師任堂(シンサイムダン)の堂々たる人生!

申師任堂(シンサイムダン)!イ・ヨンエが『師任堂、色の日記』で演じた女性

朝鮮王朝の三大悪女/張緑水・鄭蘭貞・張禧嬪

貞明公主はどんな性格の王女だったのか

奇皇后とはいったいどんな女性だったのか

仁粋(インス)大妃の脅迫!朝鮮王朝の重大な事件簿3

固定ページ:
1 2

3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る