傲慢で執念深い燕山君(ヨンサングン)

「無能の暴君」

燕山君は、学問が好きではなかったので、儒教的な教養主義の高級官僚たちが大嫌いだった。
そこに目を付けた奸臣は、「王の実務を記録する係の者たちが7代王の世祖(セジョ)大王を侮辱した文を書いています」と告げ口をした。
その言葉を真に受けた燕山君は、多くの罪なき人たちから官職を剥奪したうえで斬首の刑に処した。
生活も荒れる一方で、王朝の最高学府である成均館(ソンギュングァン)までも酒宴場にして、酒池肉林の宴を連日催した。
こんな王の下では庶民の反感も大きくなる。
人々は、いたるところにハングルで「王は女と酒しか頭にない最低な人物だ」「無能の暴君」というような張り紙を貼っていった。その話を聞いた燕山君は、庶民がハングルを使うことも禁止した。




王宮が混乱する中、さらに事態を悪化させる出来事が起こった。出世欲にかられた者が、宮中でタブーとされていた燕山君の母の追放劇をばらしたのだ。それまで、燕山君は何も知らされていなかったのに……。
(ページ3に続く)

燕山君(ヨンサングン)/朝鮮王朝おどろき国王列伝11

燕山君(ヨンサングン)の母は朝鮮王朝で初めて廃妃になった元王妃!

燕山君(ヨンサングン)の暴力で命を縮めた仁粋(インス)大妃!

朝鮮王朝実録が記した燕山君(ヨンサングン)の追放と中宗(チュンジョン)の即位!

中宗(チュンジョン)は不本意な王だった

ページ:
1

2

3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る