本来のホン・ギルドン(洪吉童)はどんな義賊だったのか

 

『逆賊-民の英雄ホン・ギルドン』の主人公になっているホン・ギルドン。もともとは、許筠が書いた小説『ホン・ギルドン(洪吉童)伝』であまりに有名なキャラクターだ。この小説の中で、ホン・ギルドンはどんな人物として描かれているのか。




ホン・ギルドンの境遇

17世紀にハングルで書かれた名作が『ホン・ギルドン(洪吉童)伝』。作者は朝鮮王朝中期の文豪と称される許筠(ホギュン/1569~1618年)である。
この『ホン・ギルドン(洪吉童)伝』は、4代王・世宗(セジョン)の時代を舞台に義賊のホン・ギルドンが活躍する物語である。
ストーリーは、朝鮮王朝の臣下だった洪宰相が本妻から長男、妾からホン・ギルドンをもうけることで始まる。
洪宰相は2人の息子をともに愛していたが、ホン・ギルドンは妾の子として生まれたので、父や兄とは身分に差があった。
このことは幼いホン・ギルドンにつらい現実として襲い掛かってくる。彼は日ごろから兄より低い身分として差別されてきたのだ。
悲しい少年時代を送るホン・ギルドン……。




彼に更なる試練が襲い掛かる。父の妾の1人がホン・ギルドンの命を奪おうと刺客を放ってきたのだ。
ホン・ギルドンは見事に刺客を返り討ちにするが、人を殺してしまったために、家から逃げ出さなければならなくなった。
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