不運の連続だったのだが……
高麗に追放されたトゴン・テムル。4年が経過した1332年に、トク・テムルが急死してしまった。
果たして、次の皇帝には誰がなったのか。
実は、かつてトク・テムルは生前のコシラと「もし自分が皇帝になったら、後継者には兄(コシラ)の息子を指名する」という約束をしていた。
この約束が生きていれば、トゴン・テムルが即位すべきなのだが、元の重臣たちは「元にいない人を皇帝にできない」と主張して、トゴン・テムルの弟のイリンジバルを11代皇帝として即位させた。
なんともトゴン・テムルは不運の連続だったのだが、事態が急変する。皇帝のイリンジバルが即位からわずか43日で急死してしまったのだ。
その結果、ようやくトゴン・テムルが12代皇帝になったのである。(ページ3に続く)
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