『奇皇后』のタファンはトゴン・テムル(順帝)がモデル!

「順帝」という尊称の意味

トゴン・テムルは、重臣のバヤンの助力を受けて、元の文化と経済を大いに発展させていった。
しかし、信頼していたバヤンがやがて強大な権力を握るようになり、皇帝のトゴン・テムルを脅かせた。
トゴン・テムルは、バヤンを追放することで国政を安定させようとするが、政治的に元は内紛状態になってしまった。
1350年代には大規模な天災と伝染病に見舞われ、各地で庶民が反乱を起こした。




その中から新しい王朝の明が勢いを増し、元は滅亡寸前となった。
トゴン・テムルは素直に敗北を認め、逃走する途中で命を落とした。しかし、彼が敗北を認めたことを明は高く評価して、「天意に従って明に帝位を譲った」という意味を込めて「順帝」という尊称を贈った。
その順帝がドラマ『奇皇后』のタファンのモデルになったのである。

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