日本の古戦場〔第2回/賤ヶ岳〕

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ここが賤ヶ岳の中心地

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「賤ヶ岳七本槍」の標識が立っている

「賤ヶ岳七本槍」

まず、勝家と通じている織田信孝が岐阜城で兵を興した。秀吉軍の先兵部隊は岐阜城を攻めるために、いったん大垣城に陣を構えた。
その機をのがさず、勝家軍の主力だった佐久間盛政の軍勢が20日に秀吉軍を攻めて成果を挙げた。
秀吉は全面戦争を決意し、北近江の賤ヶ岳に進出した。
越前からは勝家軍が南下してきた。




賤ヶ岳で両軍が対峙した。7万5千兵の秀吉軍と3万余の勝家軍。やはり、数にまさった秀吉軍が強かった。
特に、秀吉子飼いの加藤清正や福島正則が獅子奮迅の働きをした。彼らは、「賤ヶ岳七本槍」と称されて勇名をとどろかせた。
勝家軍は敗走。
本拠地の北庄(福井市)に退却した。
秀吉軍は執拗に追った。4月22日に前田利家を越前府中(武生市)で破り、23日には北庄城を包囲した。(ページ4に続く)

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