景福宮(キョンボックン)/朝鮮王朝王宮探訪1

 

1392年、李成桂(イ・ソンゲ/初代王の太祖〔テジョ〕)は朝鮮王朝を建国しました。首都の漢陽(ハニャン)は、現在のソウルです。王朝の拠点となる王宮の建設は、1395年に始まりました。

正門の光化門(クァンファムン)

正殿の勤政殿(クンジョンジョン)

王の寝室だった康寧殿(カンニョンジョン)




1592年に焼失

王宮の正式名称は「景福宮(キョンボックン)」です。その命名には、「大きな福を迎える」という意味があります。
その“福”が続いたのは1592年まででした。
1592年には朝鮮出兵が起こり、豊臣軍との戦乱の最中に景福宮は燃え尽きてしまいます。
以後、正宮は他に移り、景福宮は放置されたままでしたが、1865年、王の威厳を強めようとした26代王・高宗(コジョン)の父の手によって再建されました。
(ページ2に続く)

昌徳宮(チャンドックン)/朝鮮王朝王宮探訪2

景福宮(キョンボックン)!歴史の荒波を乗り越えて甦った王宮

なぜ景福宮(キョンボックン)は273年間も放置されたのか?

太祖(テジョ)の乱心!朝鮮王朝の重大な事件簿10

芳遠(バンウォン)が3代王の太宗(テジョン)となる!朝鮮王朝全史2

固定ページ:

1

2

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る