昌徳宮(チャンドックン)/朝鮮王朝王宮探訪2

 

1400年に朝鮮王朝の3代王となった太宗(テジョン)は、王の威厳を示すために、大きな仕事をしたがりました。その願望をかなえるために1405年に建設したのが、景福宮(キョンボックン)の離宮となった昌徳宮(チャンドックン)です。

1608年に再建された敦化門(トンファムン)

正殿の仁政殿(インジョンジョン)




景福宮に劣らない威厳と格式

昌徳宮は、ただの離宮ではありませんでした。景福宮が焼失したときには正宮として使われることが多かったのです。それだけに、景福宮に劣らないほど各施設は威厳と格式を備えていました。
たとえば、1412年に最初につくられて1608年に再建された敦化門(トンファムン)は、現在の韓国でもっとも歴史のある門です。
また、仁政殿(インジョンジョン)は華麗な伝統様式を受け継ぐ正殿で、室内には玉座も設置されています。
(ページ2に続く)

景福宮(キョンボックン)/朝鮮王朝王宮探訪1

昌慶宮(チャンギョングン)/朝鮮王朝王宮探訪3

貞明公主はどんな性格の王女だったのか

思悼世子(サドセジャ)!米びつで餓死した王子

貞明公主!結婚式での有名なエピソード

固定ページ:

1

2

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る