光海君(クァンヘグン)の妻の柳氏(ユシ)は不名誉な廃妃(ペビ)となった!

時代劇の登場人物
粛宗と張禧嬪について紹介している『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著〔実業之日本社/900円+税〕)
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廃妃(ペビ)という呼称

光海君と柳氏は息子夫婦と一緒に江華島(カンファド)に流罪となった。
その途上の船の中で、柳氏は光海君に自決を迫った。
「生きて恥さらしになるより、潔く死にましょう」
そう言い寄った柳氏。傲慢な女性であったが、自分たちの敗北を認め、死を選ぶことで恥の上塗りを避けようとした。




しかし、光海君は応じなかった。
彼は廃位になっても生に未練がありすぎた。
それは、悲劇の連鎖という運命を招いた。江華島に着いたあと、息子夫婦は逃亡を画策したことが発覚して自決した。
この出来事は柳氏に最後の決断を促した。彼女は息子の後を追うように首をくくって死んだ(病気で世を去ったという説もある)。
今でも彼女を語るときに廃妃(ペビ)という呼称がつきまとう。罪人として死んだために尊号を受けられず、他にたいした呼び方がないためだ。
それは、なんと不名誉なことであろうか。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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