称賛と罵倒の狭間で生きた申叔舟(シン・スクチュ)!

罵倒に苦しんだ

世宗が存命時に申叔舟は多くの羨望を集めるが、6代王・端宗(タンジョン)の治世時代になって彼は豹変した。世宗に仕えた忠臣の多くが、王位を狙う首陽大君を非難したのに対し、申叔舟は首陽大君から懐柔されていたのだ。
結局、世宗に目をかけられた多くの忠臣たちが、首陽大君が王位を奪っていく過程で命を落とした。
その逆に、申叔舟は首陽大君が世祖(セジョ)として即位したあとに側近となり大出世を果たした。




庶民は、忠義に反するとして申叔舟を非難した。彼はそうした罵倒に苦しみながら晩年をすごさなければならなかった。
だが、申叔舟の慎み深い性格と格調高い知識を世祖は格段に評価していた。世祖と申叔舟は長年連れ添った友人同士のように苦しみを分かち合ったという。
申叔舟は、高い役職に就いた後も贅沢は一切せずに、学問に没頭した。
ストイックな姿は、自分に向けられた非難に耐えるために必要だったのかもしれない。

名君・世宗(セジョン)の誕生!朝鮮王朝全史3

端宗(タンジョン)!叔父に王の座を奪われた国王

世祖(セジョ)!甥から王位を奪った国王

ページ:
1

2

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。左側の上にカラーで色分けされたジャンルのコーナーがありますので、目的に応じて各コーナーをクリックして必要な記事にアクセスしてください。

〔各ジャンルの紹介〕

●話題作
・奇皇后
・雲が描いた月明り
・華政/韓国時代劇
・六龍が飛ぶ
・イニョプの道
●国王列伝/事件簿
・おどろき国王列伝
・三国高麗国王列伝
・事件簿
●歴史人物の実像
・時代劇の主人公
・時代劇の登場人物
・朝鮮王朝劇場
●オクニョ
・登場人物
・豆事典
・歴史解説
●朝鮮王朝人物列伝
●悪女
・朝鮮王朝三大悪女
・悪女たちの朝鮮王朝
●日本と韓国の歴史
・朝鮮王朝全史
・韓国の歴史
・日韓の歴史
・歴史探訪
●歴史事典/編集部
・歴史事典
・編集部

ページ上部へ戻る