英祖(ヨンジョ)と思悼世子(サドセジャ)に確執が生まれた日

 

1735年に生まれた思悼世子(サドセジャ)は神童と呼ばれた。喜んだ父の英祖(ヨンジョ)は、思悼世子が10歳のときから政治の表舞台にデビューさせた。これがいけなかった。当時の主流派閥は老論派(ノロンパ)だったが、思悼世子は老論派を批判してしまったのだ。

老論派のたくらみ

英祖は思悼世子が14歳のときから政治を一部代行させた。それほど我が子の才能を買っていて、実践を通して帝王学を授けようとしたのだ。
警戒したのが老論派である。
思悼世子が老論派のことを好ましく思っていなかったからだ。




「思悼世子が即位したら我々は危ない」
老論派は危機感を持った。
そこで、思悼世子のことを悪意をもって英祖に伝えた。
最初はまったく信じなかった英祖なのだが、しだいに思悼世子のことに懐疑的になっていった。
とにかく、老論派は英祖に対して、成人後の思悼世子の素行が良くないということをしきりに報告した。
怪しい者たちと遊んだり、公務をさぼったり、服装が乱れたり……。(ページ2に続く)

痛恨の事件を語る英祖(ヨンジョ)/朝鮮王朝劇場3

英祖(ヨンジョ)と思悼世子(サドセジャ)〔第1回/老論派の陰謀〕

呆然とする思悼世子(サドセジャ)/朝鮮王朝劇場5

ページ:

1

2 3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女/奇皇后」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。
左側の上にカラーで色分けされたジャンルがありますので、それぞれにクリックして目的のジャンルにアクセスしてください。

[各ジャンルの紹介]

●雲が描いた月明り
●国王列伝/事件簿
・おどろき国王列伝
・三国高麗国王列伝
・事件簿
●朝鮮王朝劇場
●時代劇の主人公
●悪女/話題作
・朝鮮王朝三大悪女
・悪女たちの朝鮮王朝
・奇皇后
・華政/韓国時代劇
・イニョプの道
●オクニョ
・登場人物
・豆事典
・歴史解説
●朝鮮王朝人物列伝
●日本と韓国の歴史

・朝鮮王朝全史
・歴史探訪
・韓国の歴史
●歴史事典/編集部
・歴史事典
・編集部

ページ上部へ戻る