チュ・ジンモが『奇皇后』で演じたのが、高麗王のワン・ユだった。ドラマでは架空の人物という設定だが、奇皇后が生存した時代を手掛かりにすると、モデルになった人物がいる。それが、高麗王朝の28代王であった忠恵王(チュンヘワン)である。
15歳で即位
忠恵王は歴史的に評判が悪い王である。
果たして、どんな王だったのだろうか。
彼は1315年に生まれた。この当時、高麗王朝は、中国大陸を支配していた元の強い影響下にあり、高麗王朝の王位は元の意向によって決められていた。
1330年に高麗王朝で大事件が起こる。まだ37歳だった27代・忠粛王(チュンスクワン)が元によって廃位にさせられ、息子の忠恵王が15歳で28代王となったのである。
元が忠恵王を王にしたのは理由があった。
忠恵王は13歳から2年間人質として元に送られていたため、忠粛王よりも話を通しやすいと考えたのである。(ページ2に続く)
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