朝鮮王朝時代を描いた韓国時代劇を見ていると、ひんぱんに出てくる官庁の1つが捕盗庁(ポドチョン)だ。『オクニョ 運命の女(ひと)』にも捕盗庁がよく登場する。この役所は、果たして何をするところなのだろうか。
犯罪人を捕まえる官庁
朝鮮王朝の官庁制度によると、現在の警察組織のような任務を帯びていた役所には、刑曹(ヒョンジョ/法務や刑罰を担当)、義禁府(ウィグムブ/王命に従って罪人を取り調べた)、司憲府(サホンブ/官僚の不正を糾弾したり風紀を守るために活動した)などがあった。
それとは別に、盗賊や犯罪人を捕まえるために、捜査や検挙を主な任務とした官庁が捕盗庁である。
別名では「捕庁(ポチョン)」とも呼ばれた。(ページ2に続く)
鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)は何をした?『オクニョ 運命の女』に登場
尹元衡(ユン・ウォニョン)は何をした?『オクニョ 運命の女』に登場