日本の古戦場〔第1回/姉川〕

_MG_4039

滅んだ浅井家の供養塔

ついに最終決戦

初めは朝倉軍が優勢だったのだが織田の本陣すらも危ないと悟った家康は、朝倉軍の側面を切り崩した。
これが功を奏して、浅井軍のほうも総崩れとなってしまった。結果的に9600人の死者を出した浅井・朝倉の連合軍の敗戦となった。
とはいえ、浅井・朝倉の連合軍にはまだ余力が残っていた。




最終決戦となったのは、1573年8月だった。
8月8日の夜に岐阜城を出陣した織田軍は、連合する浅井勢と朝倉勢の分断を狙い、8月13日には朝倉義景軍を越前の国境近くで破った。
惨敗した義景は15日にようやく根拠地の一乗谷に戻ったが、裏切り者が出て、8月20日に落ちのびた寺で自害した。信長に追い詰められた末に生きのびるすべがなかったのである。(ページ4に続く)

固定ページ:
1 2

3

4

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る