来客が多いほうが幸せ
韓国で結婚式が終わると披露宴会場に移り食事をするが、韓国ではたいていビュッフェ形式の食事になる。
結婚式に来た人たちはご祝儀を渡すと、引きかえに食事券をもらい、それを披露宴会場の入口で渡す。
披露宴会場はたくさんの人に来てもらえるように、とてもオープンになっている。座って食事をする人もいれば、立っている人もいるのだが、時間が経つにつれて人の出入りが多くなり、誰でも会場に入れるようになる。
中には新郎新婦とはまったく関係のない通りすがりの人が、ご祝儀も払わず食事だけして帰る場合もある。それでも韓国の人たちに言わせると「来客が多いほうが幸せになれる」ということなのだ。
韓国の結婚式では来場者が300~500人が普通で、1000人近い場合もある。50人くらいの結婚式もある日本とは規模が異なっている。
他にも、韓国のご祝儀は意外にも相場が低かったり、服装もカジュアルなものでよかったり……など、日本とは結婚式に対する考え方や風習がずいぶん違うようだ。
文=康 熙奉〔カン・ヒボン〕
構成=「歴史カン・ヒボン」編集部