チャングムが象徴する医女の制度はどのように誕生したのか

がんばる女性の成功物語

医女は、人の命を助ける仕事に励む一方で、宴会の酌婦としてもこき使われた。
この一事をもってしても、当時の医女の立場がわかる。患者の脈を取る一方で、宴席は酔客にからまれることにも耐えなければならなかった。




さすがにそれでは不憫(ふびん)だということになり、16世紀以降は医女を宴会に連れ出さないことが決まった。
こうして、医女は本来の役割に徹することができるようになった。『宮廷女官 チャングムの誓い』の時代背景は16世紀前半で、ようやく医女が宴会での酌婦役から解放された頃の話となっている。
ドラマの中でチャングムは、たとえ男尊女卑の社会にいても有能な女性はかならず頭角を現すということをよく表現していた。
そういう「がんばる女性」のサクセスストーリーという点が、多くの視聴者の共感を得たのは間違いない。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

チャングム!ドラマで有名になった医女

中宗(チュンジョン)の最期まで付き添ったチャングム!

中宗(チュンジョン)はどのようにして即位したのか

『七日の王妃』歴史解説!燕山君(ヨンサングン)と中宗(チュンジョン)と端敬(タン ギョン)王后の運命

中宗(チュンジョン)はなぜ文定(ムンジョン)王后の悪行を止めなかった?

固定ページ:
1 2

3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る