最大の屈辱で恥をかいた仁祖(インジョ)!朝鮮王朝全史17

 

ついに李适(イ・グァル)が反乱を起こした。漢陽(ハニャン/現在のソウル)に向けて破竹の勢いで進軍する反乱軍に恐れをなした仁祖は、首都を捨てて逃げ出してしまった。反乱軍は進軍開始19日目、たった3回の戦いで、政府軍を撃破して首都を陥落させた。

写真=韓国MBC『華政』公式サイトより

内乱の終焉

反乱軍が首都を占拠するのは、朝鮮王朝になって初めてのことだった。勝利を確信した李适は、国民たちに新たな王の擁立を宣言した。
「無能な王は、国と民を捨てて逃げ出した。しかし、安心してほしい。興安君(フンアングン/14代王・宣祖〔ソンジョ〕の息子)が新しい王になって、私たちを導いてくださる」
しかし、彼らの漢陽占領は長く続かなかった。。




敗走した政府軍は、再び集まって逆襲の機会をうかがっていたのだ。李适はすぐさま討伐軍を組織するが、簡単に返り討ちにあい、今度は自分が漢陽を捨てて逃走するしかなかった。
勝敗が明らかになると、1624年2月、李适は命を惜しんだ部下に首を刎ねられてしまう。
こうして大規模な反乱は終わったが、王が都を捨てて逃走したという事実は庶民に大きな不満を残した。
1627年、「李适の乱」が平定されて3年が経っても、国内の情勢は不安定だった。そのため、辺境の守備に満足な人員を割くことができず、その隙を狙って後金が朝鮮半島に攻め入ってきた。(ページ2に続く)

仁祖(インジョ)と貴人(キイン)・趙氏(チョシ)が捏造した毒アワビ事件!

仁祖(インジョ)の屈辱!朝鮮王朝の重大な事件簿5

悪夢の父子!仁祖(インジョ)と昭顕(ソヒョン)世子の確執

仁祖(インジョ)はなぜ昭顕(ソヒョン)世子の一家を滅ぼしたのか

ページ:

1

2 3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女/奇皇后」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。
左側の上にカラーで色分けされたジャンルがありますので、それぞれにクリックして目的のジャンルにアクセスしてください。

[各ジャンルの紹介]

●雲が描いた月明り
●国王列伝/事件簿
・おどろき国王列伝
・三国高麗国王列伝
・事件簿
●朝鮮王朝劇場
●時代劇の主人公
●悪女/話題作
・朝鮮王朝三大悪女
・悪女たちの朝鮮王朝
・奇皇后
・華政/韓国時代劇
・イニョプの道
●オクニョ
・登場人物
・豆事典
・歴史解説
●朝鮮王朝人物列伝
●日本と韓国の歴史

・朝鮮王朝全史
・歴史探訪
・韓国の歴史
●歴史事典/編集部
・歴史事典
・編集部

ページ上部へ戻る