これが光海君(クァンヘグン)という国王だ!

骨肉の争いは過去にもあった

次に2について。
王位継承をめぐって光海君が兄の臨海君(イメグン)と弟の永昌大君(ヨンチャンデグン)を殺したのは事実だが、朝鮮王朝の中ではそういう事件は過去にも多かった。たとえば、3代王・太宗(テジョン)と7代王・世祖(セジョ)も王位を争って兄弟を何人も殺している。
それでも、太宗と世祖はなんら罪に問われていない。光海君だけを問題視するのは果たしてどうなのか。




続いて3について。
明に対する背信行為という言い方は事実と違う。むしろ、光海君は巧みな外交術で朝鮮王朝の危機を回避させたとも言える。
当時、中国大陸では明から後金(後の清)に勢力が移り変わっていた。確かに、豊臣軍に攻められたときに明は援軍を派遣してくれたが、時代は移り変わっており、明に肩入れすると後金に攻められるのは必然だった。
光海君は外交上の最善策として、明と後金のどちらが覇者になっても朝鮮王朝が生き残れるようにふるまったのだ。(ページ3に続く)

歴史の闇を語る光海君(クァンヘグン)/朝鮮王朝劇場2

光海君(クァンヘグン)の没落!朝鮮王朝の重大な事件簿4

光海君(クァンヘグン)は朝鮮王朝でどんな国王だったのか

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