光宗(クァンジョン)はどんな王だったのか/三国高麗国王列伝8

手腕が高く評価された

光宗が新たに実施した制度が「科挙」だった。
優秀な人材を試験で選抜して高等官僚に就かせるというこの制度は、既得権にあぐらをかいていた建国時の功臣や豪族を排除するうえで効果的だった。結局、科挙は高麗王朝だけでなく、朝鮮王朝でも重用された。
それもすべて光宗の時代に始まったのだ。
しかし、既得権を奪われた者たちは反発を強めた。すると、光宗は逆らう豪族を問答無用で投獄した。結果的に豪族たちの力が弱まり、光宗は政治基盤を安定させることができるようになった。




こうした手腕が評価されて、光宗は「名君」と呼ばれた。
しかし、光宗は成功体験に酔ってしまった。それは、歯向かう者を大々的に粛清するという結果を生んだ。
これは、やりすぎだった。光宗の治世の後半期には各地で反乱が相次いだ。
「なぜ反乱が起きるのか。民のための政治を行なっているのに……」
王としての責任感を全うしようとする光宗の志は高かったが、あまりに方法論が強行すぎたのである。(ページ3に続く)

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