朝鮮王朝の三大悪女/張緑水・鄭蘭貞・張禧嬪

3人目は張禧嬪(チャン・ヒビン)!

張禧嬪は三大悪女の中でも一番有名な女性です。
韓国時代劇に何回も出てきており、一時期は韓国のテレビ局で「企画に困ったら張禧嬪を出せ!」という言葉が生まれたほどです。
この張禧嬪はどんな女性だったのでしょうか。
19代王・粛宗(スクチョン)に寵愛され、一介の女官から側室になりました。さらに、王の長男を産んで1689年には王妃にまで昇格します。




女官から王妃にまで、というように一番の出世を果たしましたが、1694年に王妃から側室に降格した後、1701年には死罪になっています。
しかし、張禧嬪が産んだ息子が20代王・景宗(キョンジョン)として即位しています。死罪だったとはいえ、王の母にもなったのです。これほど波瀾万丈の人生を歩んだ女性は、朝鮮王朝時代に他にいなかったことでしょう。
以上のように紹介した3人の女性は私利私欲に生きて、いったんは大きな成功を収めましたが、最後はみんな悲惨な死に方をしています。「朝鮮王朝の3大悪女」は結局、因果応報を受けたのです。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

康 熙奉(カン ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人二世。韓国の歴史・文化・社会や、日韓交流の歴史を描いた著作が多い。主な著書は『知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物』『宿命の日韓二千年史』『韓流スターと兵役』『朝鮮王朝と現代韓国の悪女列伝』など。

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