わずか2年で廃位
即位した忠恵王は、各地で不足しがちだった塩を巧みに管理するなど、庶民の評判も上々だった。
しかし、忠恵王は次第に酒に溺れて女遊びにふけるようになった。
政治は腐敗して庶民の生活は苦しくなっていく。
忠恵王に対する批判の声は日に日に増していき、元もそれを無視できなくなった。こうして、忠恵王は即位からわずか2年で廃位となり、忠粛王が再び王となった。
廃王となった忠恵王は元の地での幽閉生活を送ることになるが、1339年に忠粛王が亡くなると再び高麗王朝の王として迎えられる。
しかし、復位した忠恵王は、前よりも国政をかえりみずに、酒と女に溺れるばかりだった……。
忠恵王の暴政はあまりにひどかったが、周囲も彼を止められなかった。そんなある日、ひどく酔いがまわった忠恵王は、父の後妻であり自身の義母である慶華(キョンファ)王妃を強引に乱暴してしまう。(ページ3に続く)
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