端宗(タンジョン)/朝鮮王朝おどろき国王列伝8

第8回 叔父に王位を奪われた悲劇の王

朝鮮王朝の6代王であった端宗(タンジョン)。祖父が4代王・世宗(セジョン)で、父が5代王・文宗(ムンジョン)である。ともに学識にすぐれていた王として特に有名だった。

llMcZzuur0tUPJK1496985443_1496985467

母の愛を知らずに育った

端宗は優秀な祖父と父の血を受け継いで、文治主義の王政を行なうのに十分な素養を持っていた。
しかし、彼は1452年に王位を継承したものの、3年後の1455年に叔父の首陽(スヤン)大君(世宗の次男で文宗の弟)に王位を奪われて、政治的な才能を発揮することができなかった。朝鮮王朝の歴代王は27人だが、端宗ほど悲劇に見舞われた王は他にいないのではないか。




そもそも、端宗は生まれたときから哀しみに包まれていた。彼を産んだ顕徳(ヒョンドク)王后は産後すぐに亡くなってしまい、端宗は母の愛を知らずに育った。このことが端宗の人生に暗い影を落とす。(ページ2に続く)

世祖(セジョ)!甥から王位を奪った国王

死六臣(サユクシン)!端宗に尽くした見事な忠誠心

ページ:

1

2 3

関連記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女/奇皇后」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

痛快!「朝鮮王朝劇場」

本サイトには、「朝鮮王朝劇場」というジャンルがあります。ここにある記事では、歴史に残る有名な人たちが現代によみがえったという形で、歴史を揺るがせた大事件を語っていきます。思わぬ真相が語られるかもしれません。

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。
左側の上にカラーで色分けされたジャンルがありますので、それぞれにクリックして目的のジャンルにアクセスしてください。
[各ジャンルの紹介]
●国王列伝/事件簿
 ・おどろき国王列伝
 ・三国高麗国王列伝
 ・事件簿
●朝鮮王朝劇場
●時代劇の主人公
●悪女/奇皇后
 ・朝鮮王朝三大悪女
 ・悪女たちの朝鮮王朝
 ・奇皇后 
●華政/イニョプの道
 ・華政/韓国時代劇
 ・イニョプの道
●オクニョ
 ・登場人物
 ・豆事典
 ・歴史解説
●朝鮮王朝人物列伝
●日本と韓国の歴史
 ・歴史探訪
 ・韓国の歴史
●歴史事典/編集部
 ・歴史事典
 ・編集部

ページ上部へ戻る