現代韓国の序列主義の根源は朝鮮王朝時代の身分制度?

厳格に決められた人々の身分

朝鮮王朝の身分制度の中で、両班の下になるのが中人(チュンイン)である。専門的な能力を持った人たちのことだ。
医者や通訳などの技術官、両班を補佐して実務を取り仕切った下級役人、両班から格下げとなった庶子やその子孫などが中人となっていた。
身分制度の三番目が常民(サンミン)である。庶民のことであり、日本の江戸時代の「士農工商」でいえば「農工商」にあたる。つまり、多くは農民、職人、商人だった。




この人たちも科挙を受験することはできたが、実際には教育を受ける機会がなく、事実上、官僚として出世することはほぼ不可能だった。また、常民は人口では一番多いのだが、韓国時代劇にはあまり出てこない。そのことは、韓国時代劇で庶民を描いた作品がいかに少ないかを端的に示している。
四番目は、身分制度の最下層に位置する賎民(チョンミン)である。奴婢、芸人、妓生、巫女などが該当する。奴婢の場合は、父母のうちでどちらかが奴婢であると、子供も奴婢となった。また、一度その籍に入ってしまうと抜け出すことができず、売買・相続・贈与の対象となってしまった。(ページ3に続く)

ページ:
1

2

3

関連記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女/奇皇后」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

痛快!「朝鮮王朝劇場」

本サイトには、「朝鮮王朝劇場」というジャンルがあります。ここにある記事では、歴史に残る有名な人たちが現代によみがえったという形で、歴史を揺るがせた大事件を語っていきます。思わぬ真相が語られるかもしれません。

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。
左側の上にカラーで色分けされたジャンルがありますので、それぞれにクリックして目的のジャンルにアクセスしてください。

[各ジャンルの紹介]

●雲が描いた月明り
●国王列伝/事件簿
・おどろき国王列伝
・三国高麗国王列伝
・事件簿
●朝鮮王朝劇場
●時代劇の主人公
●悪女/話題作
・朝鮮王朝三大悪女
・悪女たちの朝鮮王朝
・奇皇后
・華政/韓国時代劇
・イニョプの道
●オクニョ
・登場人物
・豆事典
・歴史解説
●朝鮮王朝人物列伝
●日本と韓国の歴史

・朝鮮王朝全史
・歴史探訪
・韓国の歴史
●歴史事典/編集部
・歴史事典
・編集部

ページ上部へ戻る