トンイVS張禧嬪(チャン・ヒビン)/宿命の対決5〔疑惑編〕

 

張禧嬪は仁顕(イニョン)王后を呪詛した疑いをかけられて死罪になりました。不可解なのは淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏です。彼女のことを、ドラマ『トンイ』で描かれたような明るいイメージの女性だと想像すると、ちょっと違います。

DSC_0015

果たして動機は?

1694年には淑嬪・崔氏を毒殺しようとした事件から政変が起こっていますし、1701年には彼女が自ら張禧嬪を粛宗(スクチョン)に告発して自害に追い込んでいるのです。「大きな事件の裏に淑嬪・崔氏あり」という様相を呈しています。
実は、張禧嬪が仁顕王后を呪い殺す理由はありません。仁顕王后は1年半も病床に伏していて、子供を産むことは無理なのです。むしろ張禧嬪が警戒したのは淑嬪・崔氏です。淑嬪・崔氏が粛宗の次男を産んでいたからです。




結局、張禧嬪が自分の息子を王にするためには淑嬪・崔氏が要注意でした。それだけに、張禧嬪が淑嬪・崔氏を呪い殺そうとするならわかるのですが、仁顕王后を標的にするのはちょっと筋が通りません。
逆に言うと、淑嬪・崔氏は自分の息子を王にしようと思ったら、張禧嬪の産んだ子供が邪魔になってきます。なにしろ世子なのですから。(ページ2に続く)

粛宗(スクチョン)!王妃問題でトラブルが多かった国王

張禧嬪(チャン・ヒビン)!王妃にのぼりつめた悪女

淑嬪・崔氏(スクビン・チェシ)!張禧嬪のライバル

ページ:

1

2 3 4

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女/奇皇后」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。
左側の上にカラーで色分けされたジャンルがありますので、それぞれにクリックして目的のジャンルにアクセスしてください。

[各ジャンルの紹介]

●雲が描いた月明り
●国王列伝/事件簿
・おどろき国王列伝
・三国高麗国王列伝
・事件簿
●朝鮮王朝劇場
●時代劇の主人公
●悪女/話題作
・朝鮮王朝三大悪女
・悪女たちの朝鮮王朝
・奇皇后
・華政/韓国時代劇
・イニョプの道
●オクニョ
・登場人物
・豆事典
・歴史解説
●朝鮮王朝人物列伝
●日本と韓国の歴史

・朝鮮王朝全史
・歴史探訪
・韓国の歴史
●歴史事典/編集部
・歴史事典
・編集部

ページ上部へ戻る