鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)!低い身分から成り上がった悪女

 

朝鮮王朝人物列伝/第15回

朝鮮王朝518年の歴史の中で8回も王の母による代理政治である垂簾聴政が行なわれた。13代王・明宗(ミョンジョン)の母親である文定(ムンジョン)王后も、それを行なった1人だ。そんな彼女を陰で支えた人物がいる。それが、「朝鮮王朝3大悪女」の1人に数えられる鄭蘭貞(チョンナンジョン)だ。波乱に満ちた鄭蘭貞の生涯を順に辿ってみよう。

ォサォ・遶ボ釛ラ」イ _9

厳しい境遇が“悪女”を生んだ

「朝鮮王朝3大悪女」の1人として知られる鄭蘭貞は、役人の父と賤民(チョンミン)の妾だった母親から生まれた。当時の朝鮮王朝では、賤民の子は生まれながらに賤民であり、幼少期は辛い生活だった。鄭蘭貞は低い身分から抜け出すために、権力のある男性と結婚して、辛い境遇の改善を夢見ていた。こうして、鄭蘭貞は出世しそうな人物を探して妓生(キーセン)になった。
優れた容姿をもっていた彼女はすぐに評判となり、自分を求めてくる客の相手をしながら、目当ての男性を探し続けた。そこで出会ったのが、尹元衡(ユン・ウォニョン)だ。




尹元衡は、11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の王妃である文定王后の弟で、姉の後押しを受けて高官に上りつめた人物だ。彼は、一目で鄭蘭貞の美貌の虜となった。
その後、鄭蘭貞はもくろみ通りに尹元衡の妾になることができたが、彼女は妾のままで終わろうとは考えていない。彼女はさらなる飛躍を求めたのだ。(ページ2に続く)

ページ:

1

2 3

関連記事

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。左側にカラーで色分けされたジャンルがありますので、それぞれクリックして目的のジャンルにアクセスしてください。[各ジャンルの紹介] ●日本と韓国の歴史(歴史探訪/韓国の歴史/日韓交流史) ●時代劇の主人公 ●奇皇后 ●オクニョ(登場人物/豆事典/歴史解説/ドラマ解説) ●華政/イニョプの道(華政・韓国時代劇/イニョプの道) ●朝鮮王朝人物列伝 ●国王列伝・事件簿(おどろき国王列伝/事件簿) ●歴史事典・編集部(歴史事典/編集部)
ページ上部へ戻る