要点でまとめた朝鮮王朝518年の歴史(中編)

 

新しい文字を創製した偉大な国王・世宗(セジョン)は1450年に亡くなったが、学問好きな彼が残した遺産は大きかった。優秀な学者を登用したおかげで、朝鮮王朝は政治や社会の様々な分野で法の整備が進んだ。

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ソウル中心部にある李舜臣の銅像

非情な国王交代

王朝にとって誤算だったのは王位の後継者問題でもめたことだ。世宗の後は長男が継いで5代王の文宗(ムンジョン)となったが、病弱のためにわずか2年で世を去ってしまった。その次には文宗の息子が即位して端宗(タンジョン)となったが、わずか11歳であったために混乱が起きた。
なんと、世宗の二男だった首陽(スヤン)がおどすような形で兄の息子から王位を奪って7代王の世祖(セジョ)となったのである。




叔父が甥に対して行なった非情な行為に対し、高官たちから批判が起こった。特に、世宗や文宗の側近たちが反旗をひるがえし、王位の奪還を狙った。この動きを察知した世祖は、多くの高官をとらえて処刑した。その中には成三問(ソン・サムムン)を初めとする「死六臣」が含まれていた。
彼らは非常に優秀で忠義の心が強かった。世祖も殺すのが惜しくて、なんとか自分の側近になれと説得したのだが、絶対に応じなかった。処刑されても忠義を守ったということで、彼らは後世から称賛をこめて「死六臣」と呼ばれた。(ページ2に続く)

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