<朝鮮王朝の主な中央官庁>

 

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朝鮮王朝は王を頂点として官僚たちが実務を取り仕切った。主な中央官庁の見てみよう。
◆宗親府(チョンチンブ/王族の生活全般を管理。王室行事や祭礼も主催)
◆議政府(ウィジョンブ/行政府の最高機関で六曹〔ユクチョ〕があった)
1.吏曹(イジョ/文官の人事などを担当)
2.戸曹(ホジョ/徴税と財政などを担当)
3.礼曹(イェジョ/儀礼、外交、科挙などを担当)
4.兵曹(ピョンジョ/軍務と武官人事などを担当)
5.刑曹(ヒョンジョ/法務、刑罰、奴婢管理を担当)
6.工曹(コンジョ/土木、営繕などを担当)




◆承政院(スンジョンウォン/王の秘書役。特に王命の出納事務を担当)
◆義禁府(ウィグムブ/王命に従って罪人を取り調べた)
◆弘文館(ホンムングァン/宮中の経籍を管理し、王の諮問に備えた)
◆司憲府(サホンブ/官僚の不正を糾弾して風紀を守った)
◆司諫院(サガヌォン/王に諫言し、政治の非を指摘した)
◆漢城府(ハンソンブ/首都の司法、行政、治安などを担当)
◆芸文館(イェムングァン/王命を記した文書を記録・管理)
◆春秋館(チャンチュグァン/朝鮮王朝の歴史を記録し、その整理を担当)
◆成均館(ソンギュングァン/朝鮮王朝の最高学府で儒学の振興を担った)

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