絵画の才能に優れていた
韓国の5万ウォン紙幣に申師任堂の肖像画が採用されて、彼女の知名度はさらに高まった。しかし、彼女を描いたドラマは韓国にほとんどなかった。「良妻賢母の鑑」と称されるほど高潔なイメージが強いが、ドラマにするには申師任堂の人生が波瀾万丈ではなかったのだ。
それでも、今回はイ・ヨンエが『師任堂(サイムダン)、色の日記』で申師任堂に扮している。イ・ヨンエは現代の大学講師と過去の申師任堂の2役を演じる。そういう変化に富んだ形でドラマ性を高めているのである。
このドラマを面白く見るためにも、申師任堂の人生に迫ってみよう。
申師任堂は朝鮮王朝時代の1504年、5人姉妹の二女として生まれた。幼い頃から優れた感性を持っていた彼女は、7歳になると絵を好んで描くようになった。
あるとき、申師任堂が紙にイナゴの絵を描いて乾かしていると、それを本物と勘違いした鶏が、絵の中のイナゴを食べようとした。それほどまでに、彼女の絵画の才能は優れていた。(ページ3に続く)
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