申師任堂(シンサイムダン)!イ・ヨンエが『師任堂、色の日記』で演じた女性

あやうく自害しそうになった

絵画だけではなく、申師任堂は幼い頃から儒教の経典や有名な詩人たちの詩集を好んで読み、素晴らしい詩をいくつも世に残した。
1522年、18歳になった彼女は、李元秀(イ・ウォンス)と結婚した。
夫婦は4男3女を授かった。
夫がお金に無頓着だったこともあり、申師任堂はいつも質素倹約に努めた。しかし、自分の生活が辛くなろうとも、子供の教育に心血を注いだ。




その結果、三男の李珥(イ・イ)が朝鮮王朝の儒学者の中で最も有名な1人にまで成長したのである。
やがて、夫の李元秀が科挙の試験勉強に専念するために、家を出て行った。しかし、彼はすぐに諦めて帰宅してしまった。
申師任堂は、裁縫用のハサミを取り出すと、「あなたが夢を簡単に諦めるのなら、私は命を絶ちます!」と言って、自害しようとした。
妻の崇高な気持ちに気付いた李元秀は、大いに反省し、今度は科挙に合格するまで家に帰ってこなかった。(ページ4に続く)

申師任堂(シンサイムダン)の堂々たる人生!

黄真伊(ファン・ジニ)/朝鮮王朝美女物語1
https://goo.gl/GRFXrW

淑嬪崔氏(トンイ)/朝鮮王朝美女物語2
https://goo.gl/oAuy2M

悪女と言えば張禧嬪(チャン・ヒビン)/朝鮮王朝悪女列伝5
https://goo.gl/LRSwB8

「朝鮮王朝三大悪女」よりもっと強烈な悪女とは?
https://goo.gl/Ff3ssb

固定ページ:
1 2

3

4

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る