尹元衡(ユン・ウォニョン)の実姉は、11代王・中宗(チュンジョン)の3人目の正室だった文定(ムンジョン)王后である。狡猾な尹元衡は、姉の威光を利用して大出世を果たしていった。
鄭蘭貞との出会い
文定王后が中宗の継妃になったのは1517年だった。それまでの尹元衡は何の取り柄もない男だった。
それなのに、姉が王妃になった途端に、うまく立ち回って出世街道をひたすら突っ走っていった。
その過程で知り合ったのが、妓生(キセン)の鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)である。韓国時代劇の名作として知られる『女人天下』には、尹元衡が鄭蘭貞と出会う場面が象徴的に描かれていた。
それは、どんな場面になっていただろうか。(ページ2に続く)
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