内侍府(ネシブ)とは何か?/『雲が描いた月明り』に登場

『雲が描いた月明り』についても紹介している『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著/実業之日本社発行)

髭の有無で特定できる

内侍府の内官は原則的に宦官(かんがん)だった。
宦官は去勢された男子である。
朝鮮半島では中国の王朝にならって古代の新羅から王宮内で宦官が重宝されており、特に高麗王朝ではその数が多かった。




さらに、朝鮮王朝もその制度を受け継いだ。
去勢されているので女性の周辺にも安心して配置することができた。
とはいえ、中にはその立場を利用して政治に介入したり私腹を肥やしたりする宦官もいた。あまりに王族に近づきすぎていたので、欲望しだいでは権力を手中にすることもできたのである。
なお、韓国時代劇には様々な官僚たちが出てくるが、それぞれに立派な髭をたくわえている。しかし、まったく髭を生やしていない男性もいる。
彼らが内侍府の人間だ。
つまり、髭の有無で内侍府の人間を特定できるのである。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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