奇皇后の生涯!高麗王朝の怪女(中編)

奇一族の繁栄

順調にいけば、奇皇后が次の皇帝の母になる。この権力は絶大だ。
こうなると、元では高麗王朝の文化や風習が広がっていった。元の高官の多くが高麗風の衣装を着用するようになり、高麗人を妻に迎えることが流行した。
元に大きな影響力を行使する奇皇后。彼女の名声は高麗王朝の政治も大きく動かすようになった。
元は奇皇后の父である奇子敖を栄安王(ヨンアンワン)として追尊した。さらに、奇皇后の兄である二男の奇轍(キ・チョル)と三男の奇轅(キ・ウォン)は、高麗王朝でも王族として認められるようになった。




奇一族は高麗王朝で隆盛をきわめ、政治を牛耳るようになった。しかし、手段があまりに強引だった。
たとえば、他人の土地を強奪して、その住人を強制的に奴婢にするという悪政を行なったのである。
その蛮行はあまりに度が過ぎていた。
(後編に続く)

文=慎虎俊(シン・ホジュン)+「歴史カン・ヒボン」編集部

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