歴史解説!仁祖(インジョ)と貞明(チョンミョン)公主の確執

手のひらを返した仁祖

さらに、仁祖は貞明公主に豪華な屋敷と広大な土地を与えている。仁祖はそこまで気をつかっていたのである。
それゆえ、『華政(ファジョン)』で描かれている仁祖と貞明公主の確執は、仁祖の即位当時にかぎると、史実とは違っていたのだ。
しかし、そんな仁祖が手のひらを返すときがやってくる。それは、仁穆王后が1632年に48歳で亡くなったあとだった。




仁祖はとたんに貞明公主に冷たくなった。まるで「もう用はない」という態度を取るようになったのだ。
このあたりは、仁祖の狡猾な性格が見え隠れしている。
『華政(ファジョン)』で貞明公主は、仁祖に対して呪詛(じゅそ)をした容疑をかけられる。
完全に仁祖の捏造であったのだが、史実でも似たような事件が起こっている。
(ページ3に続く)

仁祖(インジョ)の正体!王になってはいけない男

仁祖(インジョ)はなぜ趙氏(チョシ)をあれほど寵愛したのか

仁祖(インジョ)はなぜ昭顕(ソヒョン)世子の一家を滅ぼしたのか

仁祖〔インジョ〕/朝鮮王朝おどろき国王列伝3

仁祖(インジョ)と昭顕世子(ソヒョンセジャ)の不幸な親子関係!

ページ:
1

2

3 4

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る