悪女たちの朝鮮王朝

2245_

ドラマ『女人天下』で鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)を演じたカン・スヨン(写真=SBS Productions Inc.)

朝鮮王朝の3大悪女

朝鮮王朝には儒教思想が浸透していて、その中で女性は男尊女卑の扱いを受け、低い身分に甘んじなければならなかった。だからこそ、自分の才覚や立場を利用して成り上がろうとした女性がたくさんいたのである。
たとえば、“朝鮮王朝の3大悪女”と呼ばれる3人がいる。
史上最悪の暴君として有名な10代王・燕山君(ヨンサングン)をそそのかして贅沢三昧をした側室の張緑水(チャン・ノクス)、11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の正室だった文定王后(ムンジョンワンフ)の手先として働いた鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)、そして一介の女官から王妃にまで登りつめた張禧嬪(チャン・ヒビン)。この3人か“朝鮮王朝の3大悪女”と言われている。




彼女たちは確かに悪事を働いたが、あくまで自分の欲望を叶える手段として行なったわけで、悪女としてのスケールはそんなに大きくない。
たとえば、張禧嬪は一番の悪女と言われているが、果たして実際はどうだったのか。
張禧嬪の人生はドラマチックだった。19代王・粛宗(スクチョン)は、自分の正室だった仁顕(イニョン)王后を離縁してまで張禧嬪を王妃の座に登らせた。しかも、王の息子を産んでいたので、王の母になれる可能性もあった。
ただ、後に王妃の座から転落して、最後は仁顕王妃を呪い殺そうとした罪を問われて死罪になる。こんなに波瀾万丈な人生を歩んだ女性は他にいない。何度もドラマや映画の主人公になっていて、韓国時代劇を作る人のあいだでは『困ったら張禧嬪を出せ』と言うくらい、無敵なキャラクターと言える。(ページ3に続く)

ページ:
1

2

3 4

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女/奇皇后」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。
左側の上にカラーで色分けされたジャンルがありますので、それぞれにクリックして目的のジャンルにアクセスしてください。

[各ジャンルの紹介]

●雲が描いた月明り
●国王列伝/事件簿
・おどろき国王列伝
・三国高麗国王列伝
・事件簿
●朝鮮王朝劇場
●時代劇の主人公
●悪女/話題作
・朝鮮王朝三大悪女
・悪女たちの朝鮮王朝
・奇皇后
・華政/韓国時代劇
・イニョプの道
●オクニョ
・登場人物
・豆事典
・歴史解説
●朝鮮王朝人物列伝
●日本と韓国の歴史

・朝鮮王朝全史
・歴史探訪
・韓国の歴史
●歴史事典/編集部
・歴史事典
・編集部

ページ上部へ戻る