李成桂(イ・ソンゲ)はこうして初代王の太祖(テジョ)になった

時代劇の登場人物

天下を一変させた

高麗軍は国境沿いの鴨緑江(アムノッカン)を渡ろうとした。
しかし、鴨緑江の中州だった威化島(ウィファド)までやってきてからは、先に進めなくなった。
川が増水して、自分たちの身も危険だった。
李成桂は、王に兵を引き返す許可を求めるが、一度下された命令が覆ることはなかった。李成桂は憤りを隠せなかった。
「これ以上先には進めない。しかし、王命に逆らえば逆賊になってしまう」
李成桂は思案を繰り返した。
その末に決断した。威化島から全軍を引き返す決意を固めたのだ。
これを「威化島回軍」という。
逆賊になってしまった李成桂。彼は覚悟を決めて、高麗の都だった開京(ケギョン)を攻めた。退路のない李成桂が愚鈍な王を追放しようとしたのだ。




その結果、李成桂は完全に勝利して、王をしのぐ最高実力者になった。
4年後、李成桂は高麗を滅ぼして朝鮮王朝を建国し、初代王の太祖(テジョ)となった。
彼はもともと王になるつもりはなかった。しかし、「威化島回軍」によってすべてが変わったのだ。
朝鮮半島の歴史上でも、「威化島回軍」は天下を一変させる大転換期になった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

李芳遠(イ・バンウォン)は太宗(テジョン)になって何をしたのか?

芳遠(バンウォン)が3代王の太宗(テジョン)となる!朝鮮王朝全史2

朝鮮王朝が長寿王朝になったのは太宗(テジョン)のおかげ!

太宗(テジョン)の剛腕!朝鮮王朝の重大な事件簿11

『イニョプの道』で描かれた太宗と父の対立とは?