朝鮮王朝の三大悪女/張緑水・鄭蘭貞・張禧嬪

2人目は鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)!

鄭蘭貞も張緑水と同様に妓生出身です。いろんな宴席に出ながら自分を引き上げてくれるような金のある男性を探していました。
その中で、11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の王妃である文定(ムンジョン)王后の弟だった尹元衡(ユン・ウォニョン)に近づいて妾となり、その推薦を受けて、文定王后のそばで働くようになりました。いわば、手先になったのです。
やがて、尹元衡の妻を殺害して、妾から妻となります。尹元衡が権力を握る中で、妻としてもまれに見る品階を得て、賤民(チョンミン)から大出世を果たします。
文定王后が1565年に世を去りますと、尹元衡と鄭蘭貞は後ろ楯を失って「殺される」とおびえました。すぐに都から田舎のほうに逃げましたが、鄭蘭貞は最後に悲惨な死を迎えてしまいます。




この鄭蘭貞を主人公した時代劇が『女人天下』です。このドラマの終わり方は、鄭蘭貞のことを「厳しい身分社会の制度を破壊しようとした革命的女性であった」という好意的な見方になっていました。
ドラマの主人公だったので、最後に悪く描けないところもあったと思います。また、カン・スヨンというとても有名な女優が演じていたこともあって、視聴者の印象も極端に悪くはなかったでしょう。しかし、実際に鄭蘭貞が悪事を働いたのは事実です。(ページ3に続く)

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