『オクニョ』が描くのはどんな時代?

 

1392年から1910年まで518年間も続いた朝鮮王朝。この長寿王朝の歴史には、王宮を揺るがす数々の大事件が起こっていた。それが韓国時代劇の重要なネタになっているのだが、『オクニョ 運命の女(ひと)』でも歴史的な事件がドラマを彩っている。

DSC_0028

チャングムの次の時代

『オクニョ 運命の女(ひと)』はイ・ビョンフン監督の作品だが、彼の代表作といえば、何と言っても『宮廷女官 チャングムの誓い』である。このドラマが描いた時代は、11代王・中宗(チュンジョン)が統治する16世紀前半だ。そして、『宮廷女官チャングムの誓い』では、中宗が世を去るところまで描かれていた。




その時代を引き継ぐような形で描かれているのが『オクニョ 運命の女(ひと)』である。ときは16世紀のなかばである。
当時は、果たしてどんな時代だったのか。(ページ2に続く)

『オクニョ』を10倍楽しむ豆事典1「王の名前」

文定(ムンジョン)王后!仁宗(インジョン)を毒殺した(?)冷血な継母

文定(ムンジョン)王后と鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)が仕組んだ悪行

固定ページ:

1

2 3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る