昭顕(ソヒョン)世子は清での人質生活をどう過ごした?

新しい価値観を見つけた世子夫婦

清で見聞した先進の文明が昭顕世子には刺激的に見えた。
それは、極端な儒教思想で凝り固まった朝鮮王朝と比べると、はるかに魅力的な世界だった。
そうした文化にじかに接しながら、昭顕世子と姜氏は今までにない新しい価値観を身につけていった。
さらに、昭顕世子が驚いたのが、キリスト教の宣教師たちを通して知った西洋の文明だった。




たとえば天文学ひとつをとっても、西洋の文明には朝鮮王朝にないものがたくさんあった。その知識を広めていきながら、昭顕世子は自らの学問を深めていった。
つまり、昭顕世子の人質生活は世界の趨勢(すうせい)を知るうえで、またとない機会になったのだ。
しかし、鳳林大君は違った。彼は人質となった屈辱から、清を憎む気持ちがますます強くなっていった。(ページ3に続く)

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