光海君(クァンヘグン)が仁穆(インモク)王后に復讐された日(前編)

号泣する男たち

西宮に送った使者から仁穆王后の怒りを知った綾陽君は、儀仗兵(王族や高官を警護する兵)たちを組織して、西宮の仁穆王后を王宮に迎えようとした。だが、それも仁穆王后は拒否した。
「とてもお怒りのようだ。私が直接、出向いて行こう」
そう決心して、綾陽君は自ら西宮に行き、門の前にひれ伏した。恭順の姿勢を示したのである。




クーデターを成功させた張本人が、謙虚な態度を取ったことで、仁穆王后も徐々に怒りを解いた。
「綾陽君が王位を継ぐのも当然だ。大きな功績を成し遂げたのだから……」
仁穆王后のその言葉が綾陽君に伝えられた。彼はようやく許しを得て、西宮の中庭に入ることができた。
仁穆王后の登場を待っている間、綾陽君は感情が高ぶってきて号泣してしまった。すると、彼に従っていた側近たちもこぞって泣き始めた。男たちはみんな、クーデターの成功を実感できたのだ。(ページ4に続く)

光海君(クァンヘグン)が仁穆(インモク)王后に復讐された日(後編)

仁祖(インジョ)!最大の屈辱を受けた王

光海君(クァンヘグン)!再評価される暴君

光海君(クァンヘグン)!暴君の汚名を着せられた隠れた名君

固定ページ:
1 2

3

4

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る