朝鮮王朝の女官たちの知られざる世界!

官位と職務によって給料が決まる

女官は一度宮中入りすると、よほどの理由がない限り、王宮から外出することができなかった。
それゆえ、日常生活のすべてが王宮にあった。
内人になるまでの女官は、尚宮の下で生活をともにするのが慣例だった。24時間監視されているような気分で、息が詰まって仕方がなかっただろう。
内人になると師の尚宮から独立して何人かで一部屋を使うことを許された。もちろん、女官の居住区域は男子禁制である。まったくの女性だけの世界。同居する女官同士で、同性愛に陥る人も多かったという。
また、女官たちは官吏であったために、国の俸禄を受けた。
多くの場合は、米や生地などの現物が報酬として支給されたのだが、中には現金で直接もらう人もいた。




このように、官位と担当する業務によって給料を支給される国家公務員であったともいえる。
(ページ3に続く)

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