なるほど韓国26「今もコリアンタイムが通用する?」

時間に関する概念が日韓で違う

ただ、日本が時間にうるさすぎるのかもしれない。
世界中を旅行したわけではないが、日本ほど時間に厳しい国は他にないのではないか。待ち合わせに5分遅れたら、もう携帯電話に問い合わせの連絡が入っている。
そんな経験が何度もある。社会全体が「時間を守ろう」という意識でがんじがらめになっている。
電車の運行が時間に正確なのはありがたいのだが、東武鉄道に乗っていたら、わずか2分遅れただけなのに、車内放送で「本日は電車が遅れて乗客のみなさまにご迷惑をおかけしました。心からお詫びいたします」とアナウンスしている。
こんな国は他にないはずだ。
ひるがえって韓国。日本から一番近い隣国なのだが、時間に関する概念は、かつては確かに違った。




大陸的というか、おおらかというか、「まあ、そうアクセクしなさんな」という雰囲気を社会全体で感じた。
これは今でも旧暦をよく使っているからではないのか。
(ページ3に続く)

なるほど韓国1「韓国には老舗がほとんどない」

なるほど韓国2「食べ残す韓国、残さない日本」

なるほど韓国3「死罪の方法もこんなに違う」

なるほど韓国24「されど韓国の女性は強し!」

なるほど韓国25「日韓の新聞を読み比べてみれば」

なるほど韓国27「並ぶのは時間の無駄という考え方」

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