解説!貞明公主はなぜ大地主になれたのか

 

韓国時代劇『華政(ファジョン)』の主人公になっている貞明(チョンミョン)公主(コンジュ)。彼女は歴史的に「まれなほどの大地主になった王女」として知られる。どのようにして、貞明公主は広大な土地を所有することになったのだろうか。

晴れて自由になれる日

貞明公主は、14代王・宣祖(ソンジョ)と仁穆(インモク)王后との間に1603年に生まれた。
彼女の異母兄が光海君(クァンヘグン)である。この光海君は、1608年に15代王になったあと、王位を安定させるためという名目で貞明公主の弟であった永昌大君(ヨンチャンデグン)を殺している。




しかも、仁穆王后と貞明公主は離宮に幽閉されてしまい、2人は非常に辛い日々を耐えなければならなかった。
1623年、綾陽君(ヌンヤングン)がクーデターを起こして光海君を廃位にした。仁穆王后と貞明公主にしてみれば、晴れて自由になれる日がようやく来たのである。(ページ2に続く)

貞明公主はどんな性格の王女だったのか

貞明公主!結婚式での有名なエピソード

歴史解説!仁祖(インジョ)と貞明(チョンミョン)公主の確執

仁祖(インジョ)はなぜ昭顕(ソヒョン)世子の一家を滅ぼしたのか

固定ページ:

1

2 3 4

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る