英祖(ヨンジョ)!一番長生きした国王(再読版)

英祖が行なった政策

王になった英祖は、少論派への弾劾を最小限に抑えた。「こういった争いを繰り返せば、再び怨讐を生むだけだ」と考えていた彼は、蕩平策(タンピョンチェク)という政策を採用した。これは各派閥から有能な人材を採用する政策で、それによって激しく行われていた党争が静まったのである。
それからも英祖は、国防の強化や苛酷な刑罰の禁止、減税や庶民の官吏登用試験などで、どんどん成果を上げていった。朝鮮王朝では厳しい身分制度が続いていたが、その中で少しでも人権に配慮した政策が行なわれるようになったのは英祖の功績だ。




彼のような博愛主義的な王は今まで存在しなかった。しかし、まったく問題を起こさなかったわけではない。
英祖には2人の子供がいた。長男の孝章(ヒョジャン)は1719年に生まれたが、わずか9歳で病死してしまう。それから16年後の1735年に荘献(チャンホン)が生まれた。彼は生まれつき聡明だった。
荘献は2歳のときに、儒教の教典を暗唱したと言われている。その後もたびたび大人を驚かせた彼は、将来は名君になると期待されていた。しかし、彼は10歳のときにいくつかの政策を批判して、老論派から警戒されるようになる。
(ページ3に続く)

英祖(ヨンジョ)とイ・ソン(思悼世子〔サドセジャ〕)の悲劇!

英祖(ヨンジョ)と思悼世子(サドセジャ)に確執が生まれた日(再読版)

英祖(ヨンジョ)と思悼世子(サドセジャ)〔第1回/老論派の陰謀〕

トンイから徹底的な教育を受けた英祖(ヨンジョ)!朝鮮王朝全史21

英祖(ヨンジョ)を助けた景宗(キョンジョン)は張禧嬪(チャン・ヒビン)の息子!

ページ:
1

2

3

関連記事

ピックアップ記事

本サイトの構成

本サイトは以下のジャンルに分類されています。左側の上にカラーで色分けされたジャンルのコーナーがありますので、目的に応じて各コーナーをクリックして必要な記事にアクセスしてください。

〔各ジャンルの紹介〕

●特選記事
●話題作
・奇皇后
・雲が描いた月明り
・華政/韓国時代劇
・六龍が飛ぶ
・イニョプの道
●国王列伝/事件簿
・おどろき国王列伝
・三国高麗国王列伝
・事件簿
●歴史人物の実像
・時代劇の主人公
・時代劇の登場人物
・朝鮮王朝劇場
●オクニョ
・登場人物
・豆事典
・歴史解説
●朝鮮王朝人物列伝
●悪女
・朝鮮王朝三大悪女
・悪女たちの朝鮮王朝
●日本と韓国の歴史
・朝鮮王朝全史
・韓国の歴史
・日韓の歴史
・歴史探訪
●歴史事典/編集部
・歴史事典
・編集部

以上のように各ジャンルに分かれています。特に「日本と韓国の歴史」の中にある「朝鮮王朝全史」は、27回にわたって朝鮮王朝の歴史を建国から滅亡まで大事件を中心にしながら解説したものです。朝鮮王朝の歴史を全体的に時系列で読み通すのに適しています。


必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

ページ上部へ戻る