高麗王朝を建国した初代王の王建(ワン・ゴン)の息子として4代王となった光宗(クァンジョン)。彼はイ・ジュンギが主演した『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』の主人公になり、改めて業績がクローズアップされている。
大胆な政策を実行
936年に朝鮮半島を統一した高麗王朝だが、初期の段階では様々な問題を抱えていた。特に、建国に協力した豪族たちが勢いを得て、王朝を脅かす危険要素となっていた。その中で、949年に即位したのが光宗だった。
即位当時の年齢は24歳である。
光宗は行動力に優れ、大胆な政策を実行に移した。
その象徴的なものが「奴婢按検法」だ。
この法律は、奴婢の解放に大いにつながり、高麗王朝を活気づかせた。そういう意味では、「奴婢按検法」は光宗の画期的な業績だった。
さらに、光宗は官僚たちの「服制」を決めたり、開京(ケギョン/現在の開城〔ケソン〕)を都として整備したり、様々な分野で指導的な役割を果たした。
そんな光宗の功績の中でも、後世に一番影響を及ぼしたのが科挙の導入だった。(ページ2に続く)
光宗(クァンジョン)は果たして何をしたのか?
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