光海君(クァンヘグン)の没落!朝鮮王朝の重大な事件簿4

仁穆王后の怨み

クーデターによって光海君を追放した綾陽君は、16代王・仁祖(インジョ)として即位する。光海君に愛する息子を殺され、自らも幽閉された仁穆王后は、執拗に光海君の斬首を望んだ。「いくら廃位になった王であっても、先王を処刑することは悪評につながる」と考えて、仁穆王后の怒りを鎮めることに尽力した。




結果、なんとか仁穆王后を落ち着かせることに成功した仁祖は、流罪として光海君を江華島(カンファド)に流し、最終的には都からもっとも遠い済州島(チェジュド)に流された。
光海君は、済州島に流されてから18年後の1641年に66歳で世を去った。多くの人から怨まれた彼は、一見すると暴君のように思える。しかし、光海君は政治の指導者としての実力を見せているし、壬辰倭乱で荒廃した国土の復興や納税制度の改善(結果として庶民の負担が軽減された)も行ない、異民族の外交などで成果をあげている。この功績を見ると、光海君がただの暴君ではなかったと言える。

文=康 大地(コウ ダイチ)

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