昭顕(ソヒョン)世子毒殺事件の真相!

疑惑の医官をかばう仁祖

不正を調べる役所も疑惑を究明しようとした。
李馨益が鞠問(クンムン/重大な罪の容疑者を厳しく取り調べること)を受けるのも避けられない情勢となった。
しかし、仁祖が鞠問を許可しなかった。仁祖は、昭顕世子の死の真相を明らかにすることにあまりに消極的だったのだ。
さらに、不可解なことがある。




普通、王族の重要人物が亡くなると、主治医は落ち度がなくても責任を取らされて処罰された。
だが、李馨益は処罰を免れた。それも、仁祖が李馨益をかばったからだ。
なぜ、仁祖がそこまでする必要があったのか。
おそらく、彼が昭顕世子の毒殺事件にかかわっていたからであろう。(ページ4に続く)

昭顕(ソヒョン)世子は人質から帰国直後に毒殺された

昭顕(ソヒョン)世子は清での人質生活をどう過ごした?

悪夢の父子!仁祖(インジョ)と昭顕(ソヒョン)世子の確執

仁祖(インジョ)はなぜ昭顕(ソヒョン)世子の一家を滅ぼしたのか

固定ページ:
1 2

3

4

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る