絢爛たる前途!『雲が描いた月明り』のキム・ユジョン(後編)

 

子役はいつのまにか大人になっているのだが、『雲が描いた月明り』のキム・ユジョンを見て、本当に驚いた。今年17歳の彼女だが、すでに大人の雰囲気を漂わせた美人女優である。その成長力が著しい。

2012年当時のキム・ユジョン

2012年当時のキム・ユジョン

人に負けない努力と工夫

前編の記事に引き続いて、2012年の発言をもとに、キム・ユジョンの成長の軌跡をたどってみよう。
彼女の場合、声が幼い頃からハスキーだったので、それが理由でキャスティングされなかった映画があったという。




「タイトルは言えませんが、すごくヒットした映画です。その映画に私は声のためにキャスティングされなかったと聞きました。でも、私の声がハスキーだから、むしろもっと声に鋭敏になって、声を変えるスキルも得ることができました。先輩女優の中には、女性として低い声の方もいらっしゃいますが、それを自分の長所にしています。私はこれは短所ではなく、魅力の一つだと思います」
こうした発言を聞いていると、相当な負けず嫌いだと推定できる。どんな分野であろうと、秀でた存在になりたいと思えば、人に負けないくらいの努力や工夫をすることが必要なのである。(ページ2に続く)

固定ページ:

1

2 3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る