日本の古戦場〔第3回/関ケ原〕

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徳川家康はここで各将の戦況報告を受けた

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島津義弘はここに陣を置いたが、まったく動かなかった

戦況を変えた裏切り

小早川秀秋の軍勢は山を下って大谷吉継軍を側面から攻めた。それを見て、家康に内通していた他の大名の軍勢も東軍に加担した。
それが転機になった。
大谷吉継軍、宇喜多秀家軍、石田三成軍が次々と壊滅して、午後2時には西軍の敗北が決定的になった。




島津義弘の軍勢は西軍側だったが、自ら提案した戦術を蹴った三成への反目から戦場で立ち尽くすだけだった。
島津軍は、西軍の敗戦を見届けて戦場からの脱出をはかったが、東軍の攻撃を受けて大半の兵が倒れた。
それでも義弘は最後まで脱出を成功させている。
夕方近くになって、すべての戦闘は終わった。
東軍が勝ち、西軍は総崩れとなった。(ページ4に続く)

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