日本の古戦場〔第3回/関ケ原〕

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関ケ原の案内板

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石田三成はここに陣を張った

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この場所に立って石田三成はハラハラしながら戦況を見つめた

業を煮やした家康

西軍の勢いがいつまで続くかわからなかった。
なぜなら、西軍は8万の兵を集めながら、実際に戦場で闘っていたのは3万5千だけだったからだ。
西軍の勝利を信じられないままに模様眺めの軍勢があまりに多かった。
一方の東軍は7万5千の全員が死力を尽くしていた。この他にも、西軍に属していながら東軍への寝返りを約束している軍勢がいた。松尾山に陣を構えていた小早川秀秋軍である。




しかし、小早川秀秋は山上から戦況を見つめながら当初は動かなかった。家康に裏切りを約束したものの、いざとなったら踏ん切れなくなったのだ。
桃配山に陣を構えていた家康。
ついに業を煮やした。
一か八かの賭けで、鉄砲隊に対して松尾山の小早川秀秋に向けて威嚇射撃をするように命じた。
その脅しに小早川秀秋が震え上がった。
ついに裏切りを決断した。(ページ3に続く)

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