『オクニョ』を10倍楽しむ豆事典10〔朝鮮王朝時代の男性の冠〕

 

儒教が国教になっていた朝鮮王朝時代には、男性が冠をかぶらないと品位が落ちると言われていた。それゆえ、身分が高い男性は室内においても冠をかぶるほどだった。その冠も、肩書によって種類がさまざまに分かれていた。

冕旒冠(ミョンリュグァン)

冕旒冠(ミョンリュグァン)

王が即位式のときにかぶる冠

〔冕旒冠(ミョンリュグァン)〕
韓国時代劇でも、王の即位式のときによく登場するのが冕旒冠(ミョンリュグァン)である。この冠は、平天板(ピョンチャンパン)と称する平たい板と、頭にかぶる冠によって成り立っている。




冕旒冠で特徴的なのは、前と後ろに垂らす旒(りゅう/玉をつないだ飾り)だ。中国古代の周の時代から伝統的に継承されてきたもので、周では天子は12、諸侯は9の旒をつけていた。
朝鮮王朝時代もこれを踏襲して、旒が12個と9個の2種類あった。
なお、旒では青、紅、黄、黒、白の5色の玉をつけていて、その玉の総数は9旒で162玉になっている。(ページ2に続く)

『オクニョ』を10倍楽しむ豆事典11「朝鮮王朝時代の女性の服装」

『オクニョ』を10倍楽しむ豆事典9〔朝鮮王朝時代の女性の髪型〕

『オクニョ』が描くのはどんな時代?

『オクニョ』を作ったイ・ビョンフン監督の制作スタイルは?

固定ページ:

1

2 3

関連記事

ピックアップ記事

必読!「悪女たちの朝鮮王朝」

本サイトには、「悪女」というジャンルの中に「悪女たちの朝鮮王朝」というコーナーがあります。ここでは、朝鮮王朝の歴史の中で政治的に暗躍した女性たちを取り上げています。
朝鮮王朝は儒教を国教にしていた関係で、社会的に男尊女卑の風潮が強かったのです。身分的には苦しい境遇に置かれた女性たちですが、その中から、自らの才覚で成り上がっていった人もいます。彼女たちは、肩書社会に生きる男性を尻目に奔放に生きていきましたが、根っからの悪女もいれば、悪女に仕向けられた女性もいました。
「悪女たちの朝鮮王朝」のコーナーでは、そんな彼女たちの物語を展開しています。

もっと韓国時代劇が面白くなる!

韓国時代劇によく登場する人物といえば、朝鮮王朝の国王であった中宗、光海君、仁祖、粛宗、英祖、正祖を中心にして、王妃、側室、王子、王女、女官などです。本サイトでは、ドラマに登場する人物をよく取り上げています。

ページ上部へ戻る